« 「Domingo / Caetano Velloso & Gal Costa ドミンゴ / カエターノ・ヴェローゾ&ガル・コスタ」1967年 | トップページ | 「 ロータスの伝説 / サンタナ  Lotus / Santana」 1974年 紙ジャケットシリーズ »

2006年10月 1日 (日)

オーディオレビュー スピーカー「JBL 4305H」/ アンプ「アキュフェーズ E-213」

久々のオーディオの話題です。なんともマイナーで絶滅しかかった趣味ですが、それでもいい音で音楽を聴きたいという方にすこしでも役に立つ情報を届けられればと思っています。

さて、今私は大変困惑しているところ。友人が10年以上使っていたアンプが故障し、それを機にアンプの交換およびスピーカーの新調をしたいからアドバイスが欲しいとの話があり、昨日オーディオショップに二人で出かけてきた。結果購入したのが、今回のタイトルにもなっているJBLとアキュフェーズなのだが、私の持っているオーディオの(B&Wノーチラス/これがブログのタイトル、アキュフェーズ)の価格の1/3位にもかかわらず、ほとんど8割くらいの音が出て、かつCDによっては私のもの以上のパフォーマンスがあったからである。いやJBLのスピーカーって本当に凄いですね。

友人は現在はAVアンプとヤマハのスピーカーで音楽を楽しんでいたとのこと。私に負けない大の音楽ファンだったし、いつも一緒にライブに行くので「いいオーディオ買いなよ。もう音楽の楽しさが別次元だよ」といつも洗脳していたのだが、聞く耳をもってもらえなかった。彼はしょっちゅうライブに行くし、家にいる時間も短く、車で移動することも多くどちらかといえばカーオーディオに接することが多かったため、あえて家のオーディオに投資するまでもないと思っていたようである。まあそれだけはっきりした理由ならたしかにしょうがないので、音楽の話題はしても、オーディオの話題を差し向けるようなことはしなかった。

それが今回アンプの故障というトラブル。これはもう換えるしかないのであきらめて投資を覚悟した様子。スピーカーはどうしてもというわけではなく、もしこれを機会にいいものがあったらということ。彼のフェバリットは「ストーンズ、レッチリ、ボブマーリー、スライストーン、ザ・バンド」などなどの渋カッコイイ感じである。私は彼の趣向を知り尽くしているからこれにあったスピーカーを一生懸命考え、きっとJBLのホーンスピーカーが合うのではという直感が浮かび上がった。ただ趣向の押し付けは絶対よくないので、彼には私も店員がほめても自分がよくないと思ったら絶対Noといってよと伝えておいた。

さて、秋葉原に出向き視聴開始。まずはスピーカーの選定。私が信頼を寄せる「テレオン」さんでもうさんざん視聴し倒させてもらった(これ本当に重要です。オーディオ選ぶとき絶対雑誌の意見とかを鵜呑みにしてはいけません。もちろんこのブログも同様。あくまでも自分の耳で選んでくださいね)。友人と私で、たくさんあるスピーカーからまず3つに絞って視聴。JBL,そして私の愛器ノーチラスのB&Wの廉価版(型番わすれました。最近出たもので、800番台のテクノロジーを受け継いでかつ安価にした小型機)、見た目が大変美しいイギリスのクオード。視聴CDはマービンゲイ、ストーンズ、レディオヘッド。いよいよJBLから「ホワッツゴーインオン」が流れ始めると、もうマービンゲイがそこにいて我々に歌いかけているかのよう。友人いきなり「うわー、なんだこれ。ちょっと別次元だよ。買う買うこれ」とあっさり降参。B&W、クオードは残念ながら、彼の好みのロックには合わないようで、JBLに一気に決定。

ここからアンプ選び。ラックスマン、デノン、イタリアユニゾンリサーチのユニコ、アキュフェーズE-213を徹底視聴。これはどれもそれぞれ個性があって良かったが、最終的にアキュフェーズに決定。早速家に持ち帰った彼から、翌日の今日お礼のメールと「凄い、凄い。もう昇天。次の週の連休旅行の予定だけど、キャンセルしてこれ聴いていたいよ。」との感謝の言葉を貰った。

さてここで私の感想。まずJBL。これは本当に凄い。お買い得なんてもんじゃない。ロックやソウル、ファンクが大体の趣味であるということならまず98%の人はこのスピーカーでOKだと思う。そんなに大きくないし、単品のオーディオとしては高価でもない。でも高価なオーディオと全く変わらない素晴らしい音がする。いくつかポイントを挙げると、まずまったくストレスなく音が吹き上がるように出てくる点。特に声、サックス、ギターなど前にパーンと開放的に音が出てくるのでライブ会場にいるかのよう。そしてその音がとても温度感が高く感じられる。そう熱いのだ。これはロックやソウルにはたまらなく気持ちよく感じられる。ベースなどの低音楽器のノリも申し分なし。ライブ会場を自分の部屋に招きいれたのごとくリアルで濃くもあり熱い音。マービンゲイに関しては私のノーチラスよりもずっとノリがよくて、くやしいけどこっちのほうが良かったかもしれない。

そしてアキュフェーズのアンプ。やっぱりアキュフェーズというのはオーディオキングというくらいのずば抜けたメーカーだと個人的には思っている。アキュフェーズが凄いのは、プリメインアンプでは最も高価な私の持っている「E-530」と今回友人が購入した入門機「E-213」が基本的にはほとんど同じだということ。私のようにある意味マニアでない限り、これまた98%の人はE-213で最高の感動が味わえるように設計されている。入門機だからといって手抜きなど一切ない。アキュフェーズを選んだ時点で最高の高級感を価格に関係なく、ユーザーに感じさせてくれる。E-213の特長これは私のE-530と基本的には同じであった。それがJBLでもはっきり感じられた。まず音が滑らかであること。刺々しいところが一切なく、とにかく自然な感じ。この自然というのはとにかく誤解されるけど、うるさいギターはうるさく表現できるということ。すべて生楽器みたいになってしまうのは、不自然なのである。だから滑らかなのだけれど、きちんとエレキギターが持つ質感を表現してくれるところが素晴らしい。次に低音の表現が極めて明快。ベースノートがはっきり聞きわけられ、かつノリがいい。声の温度感もとても心地よい。音の出方も「スーー」と出てくるのでスムーズ。店員はこれを「ハイスピード」という言葉で説明していた。音離れも最高。音がスピーカーにまとわり付かないので、音楽がとにかく立体的に聴こえる。そこにいるような感じの表現が抜群。そして友人が決めた決定的なポイントは小音量での表現。実は大音量ではどのアンプも甲乙なく素晴らしかったが、この小音量でのパフォーマンスはアキュフェーズが頭ひとつ出ていたような気がする。家庭で大音量で聴く人って実はほとんどいないからね。

ながながレポートしてまさにマニアぽっくなってしまい、最後まで読んでくれたかたはありがとう。オーディオに投資する気がなかった友人もいたく満足してくれたようでとてもうれしかった。でも音楽ってそれほど深く素晴らしい、そう最高に素晴らしいものだということはどれだけ言っても言い過ぎではないですよね。いい音で聴くとその手助けになることもあるのでオーディオももっと注目されるとうれしいのだけれど。

|

« 「Domingo / Caetano Velloso & Gal Costa ドミンゴ / カエターノ・ヴェローゾ&ガル・コスタ」1967年 | トップページ | 「 ロータスの伝説 / サンタナ  Lotus / Santana」 1974年 紙ジャケットシリーズ »

コメント

ははははは。
確かにそうですね。本当に底が浅いかもしれませんね。
怒り心頭でなくて大笑いですんだなら、良かったです。安易に比較をするからいけないんですよね。反省します。

ただしアキュフェーズというブランドに対する思い入れの深さは以前より一層強くなりました。これは他社製品との比較でなくて、熱烈なファンということで。
これに関してはまた書こうかなと思っています。

あ、あとオーマニじゃないですよ。まずマニアってほど全然詳しくないですし、製品こまめに買ってチェックなんか一切しないですから。最近はオーディオショーなんか行かないですしね。今使っているもので満足しきってしまい、マニアにはなれないです。良く音楽が聴ければそれでいいという感じです。他人が何使ってようと気にもならないですしね。マニアと思わせてしまったらそれもごめんなさいと謝ってしまいますね。

投稿: ギョーザ | 2009年4月23日 (木) 11時39分

アキュ?ブランドイメージに対する
本人の思い込みが強いですね。
色々なブランドを聴いてからオーマニを
自称して下さい。底が浅すぎて
久に笑えました!!!

投稿: アきゅ | 2009年4月22日 (水) 13時13分

質問いただきました。それ以上に更新の滞りの指摘を受けまして、申し訳ありません。オーディオにも音楽にもまったく興味を失ったわけでもありませんし、というか今まで以上に熱中してますよ。また更新しますね。

ご質問のアキュフェーズとJBLの相性ですが、正直一般論としてはわからないとしか言えないのが残念です。私はJBL所有者でもないですし(昔は大好きで使ってました。今でも好きですが使う機会がなくて。。)。

この記事は友人の買い物に付き合った時の感想ですが、その時は感激しましたけど(相性に)、とても一般論として、あるいはお薦めとしてコメントできるようなレベルではないんですよ。ごめんなさい。

一般論でなく私だったら、ノーチラスはアキュフェーズのコンビで、もしそれにJBLを加えるとしたら、もっと違う方向にしたいので、マッキントッシュのアンプにすると思います。

JBLしか持てないという制限があったとしてもアンプはマッキントッシュがいいかな?(JBLと最高の組み合わせだから。ルックス的にも)でもCDPはアキュフェーズにすると思います。

投稿: ギョーザ | 2009年2月10日 (火) 11時48分

最近あまり更新されていませんね…
お尋ねさせてください。アキュフェーズとJBLの組合せはどうでしょうか?

投稿: 質問です | 2009年2月 8日 (日) 21時46分

スタジオモニターに使われてたらどうなんだ!!
といいたいね。
アキュ・・・はやめとこね。あなたを見てると、
ブランド・イメージとか思い込みのほうが強いですね。音は心で聴きましょう。
YAMAHA・JBLとかウエストレイクとかでもスタジオ なんちゃらですよ。
たいがいのオーデオブランドはスタジオなんちゃらにつかわれてますよ。
使われたからどうーーという発想自体が、あなたのオーディオ観をせばめてるのでしょうね。
もう投稿は辞めます。
雑誌とか販売員に惑わせられることのないよう感性をみがかんとあきまへんでーー
マークなんちゃらの部品なんて原価いくらかも、お勉強しましょう。
自作すれば、もっといいIC使えますよ。
30万くらいでね。

投稿: ryu | 2006年10月14日 (土) 00時35分

ryuさんありがとうございます。PMA-S10ですか。
いつか大阪にまで出かけたときに視聴してみようと思います。
アキュフューズはスタジオのモニターに使われることが多いらしいですね。

投稿: 透 | 2006年10月13日 (金) 01時51分

アキュフェーズなら、デンオンのPMA-S10だったかな~
15万くらいのプリメインだけど、あなたのアンプより、ガッツと奥行きはあると思います。
アキュフェーズの音は総じてスッキリしすぎのように思います。
如何せん、アキュフェーズは、ガッツと音に厚みがない。
安いPMA-S10のほうが上だと思う。
オーディオの世界では ブランド・イメージなんて、捨てちゃいましょう。

投稿: ryu | 2006年10月13日 (金) 01時23分

マークレビンソンとかクレルとかいう以前に、
アクフェーズがいいと言う人には、コメントのしようがないです。
レビンソンを越えるアンプ・・・大阪 梅田のワルティ堂島店で鳴ってますよ。
一度、お試しあれーー

投稿: ryu | 2006年10月13日 (金) 00時59分

ryuさん、30万くらいでマークレビンソンを凌ぐアンプってどんなのでしょう?非常に気になります。。。
フライングモールってメーカーのデジタルアンプも良さそうですよね。

投稿: 透 | 2006年10月12日 (木) 04時50分

パラゴンの筐体は全部ばらしもう一度組立てなおしました。075から045に交換し、コーン紙も張替え、おまけにネットワークをはずしコンデンサーで音を調整しています。
そのへんのパラゴンの音とはまったく違います。圧倒的な迫力というよりも、コルトレーンが、ギレリスが小音量で聞いても、粒立ちがよく、リアリティのある音が輝きを増します。
灯りを消してマッキンのブルーの灯りをともすと筆舌尽くしがたいほどの感動があります♪
SACDなんて個人的に意味ないと思っています。
アキュフェーズそんなにいいですか?
僕はぜんぜんいいと思わないけど・・・
ブランドにこだわりしぎじゃないでしょうか?
30万くらいでも、マークレビンソンとか凌ぐアンプなんて耳だけを信じて聞けばあるものですよ。
こないだも、オーデイオに興味のない妻が、ビバルディの四季を聴いて感動のあまり涙をながしてました。 もちろんノーチラスで・・・

投稿: ryu | 2006年10月12日 (木) 00時48分

そうです。私はナイフのBBSに書き込みさせてもらっているものです。
今はDENONのPMA-2000を使っていますが、ボリュームを上げるとやはりきついです。やはり、クラシックやロックは大音量で聴きたいので。

投稿: 透 | 2006年10月11日 (水) 20時46分

>透さん
って少年ナイフのBBSに書き込みされている透さんですか?違っていたらごめんなさい。
コメントありがとうございます。

Denonがうるさいって、不思議な症状に見舞われていますね。アンプ代えて直るか分かりませんが、Denonも新しい型番のものはいいらしいですよ(ちゃんと聞いてないのでわかりませんが)。

LUXMAN、ミュージカルフィデイリティも
もちろんとても気持ちいいですね。
(この二つはいっぱい視聴して
大好きです。)

>Kenさん
そうですか。買い替えですか。なんか楽しみですね。私の文もあくまでも参考にして、たくさん視聴して好みのものをぜひ選んでくださいませ。
あと音楽の種類で結構選択も変わるものですよ。
このケースの場合友人が、ソウル、ファンク、
アメリカ南部系ロックが大好きだったので、
このJBLがはまりまくった感がありました。
Kenさんもいい出会いがあるといいですね。

投稿: ギョーザ | 2006年10月11日 (水) 16時04分

はじめまして。スピーカーの買い替えを検討している者です。‘JBL 4305H’とは比較的小型のスピーカーですよね?是非一度聴いてみます。

投稿: ken | 2006年10月11日 (水) 06時24分

はじめまして?
JBLのスピーカーは能率が高くていいですよね。
70年代のディスコやロックはモニターにも使われてたらしいですね。
ぼくは今DENONのアンプを使ってますが、うるさくて耳が疲れるので次はLUXMANかミュージカルフィデリティーあたりにしたいです。今はお金がないのでまだまだですが(笑)。

投稿: 透 | 2006年10月10日 (火) 12時42分

ryuさん熱いコメントありがとうございます。
さすがオーディオファンは熱いですね。
マイナーな趣味に投資をしようという愛情がなせるものなのでしょうかね。

私もノーチラスを変えようとか思ってるわけでは全然ないですし、ノーチラスの素晴らしさもとてもよく認識してるつもりですよ。
ただJBLのコンパクトスピーカーがあそこまでいい音するとは思っていなかったのでちょっとびっくりしてしまいました。

ryuさんパラゴンを考えていたとはスケールでかいでっす。私なんか足元にも及ばないです。でもそんな方がノーチラスユーザーだなんてうれしいですね。ryuさんのオーディオでデレクアンドドミノスのSACD聞いたらぶっとぶでしょうね。

投稿: ギョーザ | 2006年10月10日 (火) 09時05分

僕もノーチラスのユーザーですが、型番すら忘れるくらいこのスピーカーとの出逢いが僕のオーディオに対しての偏見を取っ払ってくれました。
もともと、僕はJBL&ALTECの大ファンでしたし、A7を家で鳴らしてたくらいですから・・・
ノーチラスを買うきっかけは、ミレニアムの年に、JBLのパラゴンを、友人から、ン~百万で購入することになってたんですけど、別の友人から、一度騙されたと思って聴いてみたら・・との誘いに渋々でしたが、聞いた瞬間に購入を決めました。
JBLとかエレボイで、クラプトンの・・クレイドルなんか聴くとドンパチ鳴ってくれますが・・
音に厚みと奥行きがなく不自然に伸びる高域が耳につくように思います。
OLD JBL&ALTECと買収後の両者は社名すら名乗る資格はないですよ。もはや別のメーカーです。

投稿: ryu | 2006年10月 9日 (月) 21時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/126766/12102692

この記事へのトラックバック一覧です: オーディオレビュー スピーカー「JBL 4305H」/ アンプ「アキュフェーズ E-213」:

« 「Domingo / Caetano Velloso & Gal Costa ドミンゴ / カエターノ・ヴェローゾ&ガル・コスタ」1967年 | トップページ | 「 ロータスの伝説 / サンタナ  Lotus / Santana」 1974年 紙ジャケットシリーズ »