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2011年7月 8日 (金)

「 B&W(Bowers & Wilkins)805 Diamond 」オーディオレビュー

このブログ、ほぼ一年も休んでしまった。音楽やオーディオに興味がなくなったわけではなく(むしろまったく逆で)単に忙しすぎただけなのですが、その間に震災/原発問題があり、とても音楽のことを書いている余裕もなくこのままではもう再開できない気がしてきた。でもここは勇気を振り絞って、こういう話題をしていってみようと思います。なんとか適度に更新して、こんな大変な時だからこそ必要な、音楽の素晴らしさを、そういうものを求めている人と共有できれば幸いです。

超久しぶりなので、趣味のオーディオの話題から。オーディオなんてのんきな話題ですが、震災後はライブに出かけるよりも家のオーディオでの自分の心境に合う音楽を心ゆくまで堪能するほうがずっと気分がよかった。一人で音楽に向き合っているとそれが自分にとってどれほど大事なものかよく分かる。

オーディオといえば今私の部屋のスピーカー。昨年に変化があった。昨年5月、使用していたスピーカーを「B&Wノーチラス805」から「B&W 805 Diamond」に替えることになった。このブログのタイトルにもなっているノーチラス、それがなくなったら「ノーチラスのある部屋」ではなくなってしまったが、10年も大切に大切に使い込んだ愛機だったので、自分の部屋から出ていく時はとてもさみしかったし「今まで最高の音楽をありがとう」と心でつぶやいて送り出してみた。

代わって部屋に着たのはノーチラスの後継機種Diamond。色は全く同じものを選んだので、普通の人にはスピーカーが変わったようには全く見えない。ある意味保守的な選択だし、なんでそんな形も色も大きさも同じものを買い替える必要があるのか疑問に思う人もいるかもしれない。これは説明するのが大変難しいのですが、ノーチラス805を心底信用していたために、B&W社がこれまでで最高の完成度の高い後継機種を出すと聞いて、ノーチラスがさらに凄くなったことを考えるだけで我慢できなくなくなり、なんとかこの部屋で聴いてみたいという思いが高まったためなのです。「ノーチラス805を使っていて、Diamondちょっと高いけど買い替えてみようか悩み中」なんて方きっと多いでしょう。私に関していえば、805Diamond、自分にとってベストマッチのスピーカーだった。

ノーチラス805というのは、一言でいえば「スタジオライクな美音スピーカー」ということになると思う。曖昧さのない、無色透明だけでほんのり美音が香るという感じだろうか。美音を演出しているのがあのノーチラスツイーターであることは間違いないけど、柔らかい低音も寄与していると思う。ただこの柔らかく厚みのある低音が美音を定義付けると同時に、美音をはみ出さないというかある種エッジののった表現や迫力みたなものを多少苦手としていた側面もあったかもしれない(ガッツが必要なジャズとかシンセの施した現代ロック、ヒップホップのようなスタジオで強調された低音など)。

比較すると805Diamondは美音とか香りとかがあまり感じられない。なんというかCDに刻まれた音楽がただただそのままが目の前にフゥーーッと現れるといった感じなのである。とにかくスピーカーによる味付けみたいなものがほとんど感じられず、CDプレーヤーのDACからアンプもスピーカーも経由していないかのように、音楽が突然目の前にスッと現れた感じ。CDプレーヤーがいきなり空気に変化してしまったごとく、ストレスがなく音楽が現れては消えていく。空気感とかサウンドステージとか呼びたいところだけれど、そういう言葉がイメージさせる「空気感はあっても実在感がないのでは」という心配がまったくない。CDに刻まれているものが、瞬間解凍されて音楽が展開するイメージなので、このスピーカーは音楽のジャンルによる得意、不得意という概念がない。CDがそのままストレスなく演奏されるだけなのだから。だから言葉本来の意味でスタジオモニター的なのだろう。こういう、ある意味個性がないのでこのスピーカー、ダメな人は全くダメかもしれないが、よくB&Wで見かける評論で「優等生的」とあるけれど、これはそういう言葉も当てはまらない。音楽が演奏されるがままに立ち上がってくる「音楽演奏」スピーカーのような呼び方しか思いつかない。

この805 Diamondでロックからジャズ、クラシック、ボサノバ本当に何でも聴いている。このスピーカーと一緒に音楽世界一周どこでも音楽旅行ができる。これからもいろんな音楽の楽しさをみんなにも伝えてみたい。(ただしこの素晴らしさはセッティングが決まってのこと。このスピーカー、低音をきちんとバランスよく鳴らすのが大変難しく、私もセッティングに数ヶ月かかったので、この点は要注意です)

 

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コメント

SHIMADA-San,

Tadaima,

今年の5月に805DiamondのスピーカースタンドをKrynaの「Stage]というものに変え、さらに好調ですよ。

投稿: ギョーザ | 2011年11月14日 (月) 14時57分

おかえりなさぁい。

投稿: SHIMADA | 2011年11月13日 (日) 01時44分

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